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2017年10月3日| ブログ

2017.10.22(日)は音楽発表会「音は友達みんなのライブ」

音楽発表会「音は友達みんなのライブ」は、鑑賞のみの生徒さんも多数参加されます。
教室に興味がおありで鑑賞を希望される方はホームページのお問い合わせフォームか
お電話でお申込みをお待ちしております。 長野市芸術館にて、入場無料です。

「時を止めて、心を留めて・・。」

それは20年余り前のこと。少し音楽とは離れますが・・。
当時会社員だった私の趣味は野球観戦。古田敦也捕手とヤクルトスワローズをひたすら追いかけて、よく神宮球場に足を運んでいました。
IT野球という言葉が生まれたあのチームで、古田さんのインサイドワークは冴えわたり、それに 呼応して打者も走者もそれぞれの役割を果たしきる、素敵な光景を観たくて。
ある年、私は勝利の女神で(自画自賛)東京に行った13試合見事連勝。
序盤に10点のビハインドという試合でも、奇跡の逆転サヨナラホームラン(4番広沢さん)で跳ね返してやりました。

東京に連泊して連戦ナイターに臨む時の日中は、新宿周辺や浅草の小劇場や寄席、演芸ホールなどで、これまた大好きな観劇とお笑いに熱中。
「歌を忘れたカナリア(?)」の時代の中で、たまに音楽のライブを聴きに行っていました。一番印象的だったのは「楽器のない音楽会」。「ぴあ(今は廃刊)」の小さな掲示で見つけたア・カペラグループだけのライブ。会場は表参道FAB(今はGROUND変わっている様子)でした。この時はビックリしました!人の声というのは、こんなに暖かく力づよく、そして心地よい輝きをもたらしてくれるのだということに。
同時に、観客席の空気にも驚きました。ライブハウスとしては大人数の観客300余のスタンディング席の人々が、みんなそれぞれに心を留めてそこに立ち、まるで時が止まるかのような瞬間。そしてこの瞳たちの輝きの貴さは衝撃的とも言えるものでした。
私も心の中にとても暖かいものを抱いて、久しぶりに歌を口ずさんで夜の歩道を歩きました。

野球、演劇、お笑い、落語、そして歌。
あの時いつも観客席に居た私は、今、音楽の場面では時折パフォーマーの側になります。
自分がステージに居ても、あの時と同じように、一つ一つの曲や音を私も観客の皆様と横に並んで、一緒に感じていきたいと思っています。

今年も我らが音楽教室の音楽発表会「音は友達みんなのライブ」を行います。
毎年、出演者の皆様の心のこもったパフォーマンスは、会場の人々に感動と力を与えます。
舞台に立つ者は、たくさんの研鑽を積んで時には苦しいこともあるけれど。

2017年10月22日音楽発表会「音は友達みんなのライブ」
演奏する人も聴きに来てくださる皆様も、皆様の時が輝き、瞬きますように。
私も鋭意、尽くします!